公害防止管理者「騒音・振動」の特定施設一覧!よく出るkW数と地域指定の覚え方【騒音・振動概論対策】
公害防止管理者試験の「公害総論」や「騒音・振動関係」で受験生を悩ませるのが、法律関係の暗記です。特に「騒音規制法」と「振動規制法」における「特定施設」は、機械の種類や出力(kW)が細かく分かれており、過去問でも頻出のひっかけポイントになっています。
この記事では、絶対に落とせない特定施設の一覧から、出題の罠となる「地域指定」、そして試験直前まで使える「一問一答」と「最強のゴロ合わせ」までをわかりやすく徹底解説します!
1. 【最重要】まずは「指定地域」の罠を突破しよう
特定施設の細かい数値を覚える前に、必ず押さえておきたいのが「指定地域」の概念です。試験では、この前提条件を揺さぶる問題がよく出題されます。
騒音規制法・振動規制法は、日本全国どこでも無条件に適用されるわけではありません。都道府県知事(または市の市長)が、住民の生活環境を守る必要があると定めた「指定地域」内に工場や事業場がある場合のみ、法律の規制対象(届出義務など)が発生します。
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指定地域の例: 住宅地、商業地、学校周辺など
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指定地域外の例: 人家のない山間部、大規模な工業専用地域など
「全国すべての地域で届出が必要」といった選択肢が出たら、迷わず「×」をつけられるようにしておきましょう。
2. 【一覧表】騒音規制法・振動規制法の特定施設
指定地域の概念を押さえたら、次はいよいよ特定施設の一覧です。両方の法律で共通している機械もあれば、微妙に条件が異なる機械もあります。まずは全体像を把握しましょう。
騒音規制法の特定施設(全11種)
| 番号 | 施設の種類 | 該当条件・要件 |
| 1 | 金属加工機械 |
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| 2 | 空気圧縮機・送風機 | 定格出力が7.5kW以上(※環境大臣指定の低騒音型を除く) |
| 3 | 土石・鉱物用機械 |
定格出力が7.5kW以上 |
| 4 | 織機 | 原動機を用いるものすべて |
| 5 | 建設用資材製造機械 |
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| 6 | 穀物用製粉機 | ロール式で定格出力が7.5kW以上 |
| 7 | 木材加工機械 |
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| 8 | 抄紙機 | すべて対象 |
| 9 | 印刷機械 | 原動機を用いるものすべて |
| 10 | 合成樹脂用射出成形機 | すべて対象 |
| 11 | 鋳型造型機 | ジョルト式のもの(すべて対象) |
振動規制法の特定施設(全10種)
| 番号 | 施設の種類 | 該当条件・要件 |
| 1 | 金属加工機械 |
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| 2 | 圧縮機 | 定格出力が7.5kW以上(※環境大臣指定の低振動型を除く) |
| 3 | 土石・鉱物用の破砕機等 |
定格出力が7.5kW以上 |
| 4 | 織機 | 原動機を用いるものすべて |
| 5 | 建設用資材製造機械 |
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| 6 | 木材加工機械 |
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| 7 | 印刷機械 | 定格出力が2.2kW以上 |
| 8 | ゴム・合成樹脂練用ロール機 | 定格出力が30kW以上 |
| 9 | 合成樹脂用射出成形機 | すべて対象 |
| 10 | 鋳型造型機 | ジョルト式のもの(すべて対象) |
3. 試験直前チェック!頻出一問一答
過去問の傾向から、受験生が「引っかかりやすいポイント」を厳選しました。力試しに挑戦してみてください!
Q1.
騒音規制法および振動規制法の対象となる「特定施設」は、日本全国どの場所に設置しても事前の届出が必要である。マルかバツか?
正解.
A. バツ(×)
【解説】 届出が必要なのは「指定地域」内に設置する場合のみです。「すべての地域で~」は典型的なひっかけです。
Q2.
「印刷機械」について、騒音規制法では「原動機を用いるものすべて」が特定施設となるが、振動規制法では原動機の定格出力が何kW以上のものが対象となるか?
正解.
A. 2.2kW以上
【解説】 ここが最大の罠です!騒音では「すべて(出力制限なし)」ですが、振動では「2.2kW以上」という条件が付きます。
Q3.
指定地域内に新たに特定施設を設置しようとする場合、事業者は「操業開始」の何日前までに市町村長へ届け出なければならないか?
正解.
A. バツ(問題文の引っかけ)
【解説】 正しくは「操業開始」ではなく「設置工事の開始の30日前」です。期限の起算日によく引っ掛けられます。
Q4.
騒音規制法において、地方公共団体が国の基準よりも厳しい規制(上乗せ規制)や、対象施設を追加する規制(横出し規制)を条例で定めることは法律上認められているか?
正解.
A. 認められている(可能である)
【解説】 各自治体は、地域の生活環境を守るために独自の厳しいルール(条例)を設定することができます。
4. 【保存版】絶対覚える!特定施設のゴロ合わせ8選
無味乾燥な数字の暗記は、ゴロ合わせで乗り切りましょう。
① 【超頻出】7.5kWの壁(圧縮機・送風機・破砕機)
「泣く子(7.5)もビビる!圧縮・送風・砕く音」
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泣く子(7.5): 7.5kW以上
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圧縮・送風・砕く: 圧縮機、送風機、破砕機
② 【最大の罠】印刷機械の「騒音」と「振動」の違い
「印刷の音(騒音)はすべて筒抜け、揺れ(振動)は夫婦(2.2)で」
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音はすべて: 騒音規制法は「すべて」対象
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揺れは夫婦: 振動規制法は「2.2kW以上」
③ 【出力制限なし】「すべて」対象になる機械グループ
「織りなす紙に、射出するジョルトは、すべて対象!」
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織りなす・紙・射出・ジョルト: 織機、抄紙機、射出成形機、鋳型造型機(ジョルト式)
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すべて対象: 出力制限なし(1Wでも対象)
④ 【特殊な単位】金属加工機械(機械プレス・圧延機)
「金属プレスは憎し(294)、圧延夫婦ゴー(22.5)!」
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憎し(294): 機械プレスは加圧力 294kN 以上(騒音)
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夫婦ゴー(22.5): 圧延機械は合計 22.5kW 以上(騒音)
⑤ 【桁違いの引っかけ】木材加工機械
「丸太に行こ(15)う!帯とチッパーは夫婦ごっこ(2.25)」
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行こ(15)う: 丸のこ盤は 15kW 以上(騒音)
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夫婦ごっこ(2.25): 帯のこ盤、チッパーなどは 2.25kW 以上(騒音)
⑥ 【単発暗記】ゴム・合成樹脂練用ロール機(振動のみ)
「ゴム練り、みっちり30分(30kW)」
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みっちり30分: 30kW以上(※振動のみ対象)
⑦ 【小数点トラップ】コンクリートプラント
「コンクリートの、お仕事(0.45)!」
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お仕事(0.45): 混練容量 0.45 立方メートル以上(騒音)
⑧ 【届出期限】30日前の引っかけ対策
「ササ(30)っと出そう、工事(着工)の前に」
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ササ(30)っと: 30日前までに
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工事の前に: 設置「工事着工」の前に(※操業開始日ではない)
まとめ
公害防止管理者試験の騒音・振動関係の法令は、一見すると覚えることが多くて圧倒されがちです。しかし、「指定地域」という大前提を理解し、よく出る「7.5kW」などの数値をゴロ合わせで整理してしまえば、確実に得点源にできる分野でもあります。
試験本番で「あ、これゴロ合わせで覚えた引っかけだ!」と気づけるよう、直前期の総復習にこの記事を活用してください。合格を目指して、頑張りましょう!
