H29騒音・振動

H29 騒音・振動特論 問14

問題

オクターブバンド分析器,1/3 オクターブバンド分析器,FFT 方式の分析器及び分析結果に関する記述として,誤っているものはどれか。

⑴ オクターブバンド分析器の隣合う帯域の中心周波数の比は, 2 または 1/2 である。

⑵ ピンクノイズを FFT 方式の分析器で分析すると,周波数に対して -3 dB/octの直線になる。

⑶ ピンクノイズをオクターブバンド分析器,または 1/3 オクターブバンド分析器で分析すると,周波数に対して平坦になる。

⑷ ホワイトノイズをオクターブバンド分析器,または 1/3 オクターブバンド分析器で分析すると,周波数に対して -3 dB/oct の直線になる。

⑸ ホワイトノイズを FFT 方式の分析器で分析すると,周波数に対して平坦になる。

解説

ホワイトノイズ…どの周波数も同じ強さになっている雑音

ピンクノイズ…オクターブバンドごとに含まれる強さが同じの雑音

(4)ホワイトノイズをオクターブバンド分析器,または 1/3 オクターブバンド分析器で分析すると,周波数に対して +3 dB/oct の直線になります。

他の選択肢に記載されている内容もよく出題されるので、覚えておきましょう。

解答 4

 

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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

POSTED COMMENT

  1. 震える耳 より:

    (2)も誤りな気がして納得いかないのですが。

    ピンクノイズは周波数に反比例するんだからFFT分析したら右肩下がりの曲線になるのではないでしょうか?
    「-3 dB/octの直線」とは横軸が対数軸の時に限った話で、線形軸(普通の目盛り)のFFT分析では当てはまらないと思いますが如何でしょう。
    この選択肢(2)は横軸対数軸のFFT分析のことを言ってるのでしょうか?(そんなのあるんでしょうか?)

    • ピエうさ より:

      ご指摘のとおり、横軸は対数軸の場合に「-3 dB/octの直線」となっています。A特性補正など、基本的に周波数は対数軸として考えているようなので、暗黙の了解として捉えるしかないかと思います。

      • 震える耳 より:

        ご回答ありがとうございます。
        やはりそうですよね。
        あまり納得はしませんがそういうもんだと理解します。

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