問題
オクターブバンド分析器,1/3 オクターブバンド分析器,FFT 方式の分析器及び分析結果に関する記述として,誤っているものはどれか。
⑴ オクターブバンド分析器の隣合う帯域の中心周波数の比は, 2 または 1/2 である。
⑵ ピンクノイズを FFT 方式の分析器で分析すると,周波数に対して -3 dB/octの直線になる。
⑶ ピンクノイズをオクターブバンド分析器,または 1/3 オクターブバンド分析器で分析すると,周波数に対して平坦になる。
⑷ ホワイトノイズをオクターブバンド分析器,または 1/3 オクターブバンド分析器で分析すると,周波数に対して -3 dB/oct の直線になる。
⑸ ホワイトノイズを FFT 方式の分析器で分析すると,周波数に対して平坦になる。
解説
ホワイトノイズ…どの周波数も同じ強さになっている雑音
ピンクノイズ…オクターブバンドごとに含まれる強さが同じの雑音
(4)ホワイトノイズをオクターブバンド分析器,または 1/3 オクターブバンド分析器で分析すると,周波数に対して +3 dB/oct の直線になります。
他の選択肢に記載されている内容もよく出題されるので、覚えておきましょう。
解答 4
次の問題だよ~♪
H29 騒音・振動特論 問15問題
単発騒音暴露レベルが 80 dB の間欠騒音が 1 分間に 4 回発生している。この状態が 1 時間継続した場合に,この時間内に...
前の問題だよ~♪
H29 騒音・振動特論 問13問題
工場敷地境界線で測定した騒音のオクターブバンドA特性音圧レベルが下表のようになっていた。同表に示す遮音量をもつ遮音構造を工場建屋...
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(2)も誤りな気がして納得いかないのですが。
ピンクノイズは周波数に反比例するんだからFFT分析したら右肩下がりの曲線になるのではないでしょうか?
「-3 dB/octの直線」とは横軸が対数軸の時に限った話で、線形軸(普通の目盛り)のFFT分析では当てはまらないと思いますが如何でしょう。
この選択肢(2)は横軸対数軸のFFT分析のことを言ってるのでしょうか?(そんなのあるんでしょうか?)
ご指摘のとおり、横軸は対数軸の場合に「-3 dB/octの直線」となっています。A特性補正など、基本的に周波数は対数軸として考えているようなので、暗黙の了解として捉えるしかないかと思います。
ご回答ありがとうございます。
やはりそうですよね。
あまり納得はしませんがそういうもんだと理解します。