H30騒音・振動

H30 騒音・振動概論 問15

問題

全指向性点音源からの音圧レベルを測定したとき,音源の音響パワーレベルが114dBになる組合せとして,正しいものはどれか。

空間の種別 – 測定点までの距離(m) – 測定点での音圧レベル(dB)

⑴ 自由空間 – 1.0 – 93

⑵ 自由空間 – 2.0 – 93

⑶ 半自由空間 – 4.0 – 93

⑷ 半自由空間 – 0.5 – 112

⑸ 自由空間 – 0.5 – 103

解説

公害防止管理者騒音振動関係の計算問題に必須の知識のまとめ

音響パワーレベルと測定点までの距離の関係式があります。

公害防止管理者 騒音・振動関係の計算問題 公式まとめ周波数f(Hz)、周期T(s) f=1/T 音速c(m/s)、周波数f(Hz)、波長λ(m) c=f×λ 角周波数ω(rad/s...

Lp=Lw+10log(Q/(4πr2))

自由空間(Q=1)と半自由空間(Q=2)にわけて考えます。

問題文からLw=114dBですので、各距離における音圧レベルLpを求めます。

 

・自由空間

Lp=Lw+10log(1/4πr2)

=114+10log{1/(4×3.14×r2)}

=114-10log(4×3.14)-10log(r2)

=114-11-20logr

=103-20logr

(1)Lp=103-20log1.0=103

(2)Lp=103-20log2.0=103-6=97

(5)Lp=103-20log0.5=103-20log2^-1=103+6=109

 

・半自由空間

Lp=Lw+10log(2/4πr2)=114-8-20logr=106-20logr

(3)Lp=106-20log4=106-12=94

(4)Lp=106-20log0.5=106-20log2-1=106+6=112

以上から選択肢4が正解となります。

解答 4

 

次の問題だよ~♪

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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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