H30騒音・振動

H30 騒音・振動特論 問7

問題

吸音機構に関する記述として,誤っているものはどれか。

⑴ 多孔質材料の吸音率は,低音域に比べて高音域で大きくなる。

⑵ 多孔質材料の表面を塗装すると,高音域の吸音率は大きくなる。

⑶ 多孔質材料と剛壁の間に空気層を設けることにより,低音域での吸音が増加 する。

⑷ 板状材料・空気層・剛壁による共鳴構造体の吸音率は,空気層の厚さにより異なる。

⑸ ヘルムホルツの共鳴器は,特定の周波数で吸音する。

解説

多孔質吸音材料は、ロックウールやグラスウール等であり、小さな穴が無数に空いている構造です。

この穴で音エネルギーを内部に吸い込み、熱エネルギーに変換させることで吸音します。

特に高音域の吸音率が高くなります。

問題文のように多孔質吸音材料の表面を塗装で被覆してしまった場合、被覆によって反射されてしまうので、高音域の吸音率が低下します。

なお、低音域の音はそもそも多孔質吸音材量の吸音率が低いので、塗装などの表面被膜による影響はほとんどありません。

解答 2

 

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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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