問題
質量 500 kg の機械をばね定数 500 kN/m のばねを介して弾性支持したが,設計を誤り,機械の運転時に共振状態となった。そこで,機械の上に 100 kg の付加質量を設けて動吸振器による対策を行いたい。系の固有振動数(Hz)と付加質量の下部に設けるばねのばね定数(kN/m)のおおよその値の組合せとして,正しいものはどれか。ただし,減衰はないものとする。
系の固有振動数 ― ばねのばね定数
⑴ 5 ― 50
⑵ 5 ― 100
⑶ 5 ― 200
⑷ 10 ― 300
⑸ 10 ― 400
解説
固有振動数f0、質量m、ばね定数kは、以下の関係式があります。
f0=1/2π√(k/m)
防振前の状態をこの式に代入します。
f0=1/2π√(500×103/500)=31.6/2π=5Hz
動吸振器による対策において、付加重量とばね定数は、系の共振条件に合わせるように設定します。
つまり、系の重量とばね定数の比に等しくなります。
付加するばねのばね定数をk’とします。
500×103/500=k’/100
k’=100×103=100kN/m
解答 2
次の問題だよ~♪
R2 騒音・振動特論 問19問題
振動の防止対策の方法として,誤っているものはどれか。
⑴ 振動源の加振力を小さくする。
⑵ 機械の振幅倍率を小さくす...
前の問題だよ~♪
R2 騒音・振動特論 問17問題
振動対策等に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
⑴ 振動源に対する対策として,主に弾性支持が用いられる。
...
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こんばんは。毎日利用させて頂いております。教えてください。
H26特論問13
中心周波数1kHzのオクターブバンド音圧レベルが50dBのピンクノイズがある。このノイズの騒音レベルは約何dBか。
すいませんが、宜しくお願い致します。
ピンクノイズは、オクターブバンドごとの音圧レベルが等しい音です。
https://pierre-usagi.com/kougai-souon-shindou-koushiki/
公式のページにA特性の補正値の表があります。
この表の各周波数にそれぞれ同じ音圧レベルが入っていると思ってください。
この問題では、1kHzに音圧レベルが50dBとなっています。
求めるのが騒音レベルなので、各周波数でA特性補正をしたレベルを合計すると答えになります。
ピンクノイズとオクターブバンドの定義が分からないと解けない問題ですが、計算はよく見るA特性とデシベルの和だけなので、できれば正解したいですね
早速のご返信ありがとうございました。謎が解けて、スッキリしました。
大変わかりやすい説明なので、算数・数学ダメな私でも理解できるので本当頼りです。