問題

同じ音を発する機械が 2 ,並んで設置されている。それらの正面のある地点で騒音を測定したとき, 2 台とも稼働しているときの騒音レベルが 70 dB, 2 台とも停止させたときの騒音レベルが 63 dB であった。 2 台のうち 1 台だけを稼働させたとき,その地点の騒音レベルは約何 dB か。

(1)62

(2)64

(3)66

(4)68

(5)70

解説

まずは、暗騒音を除いた、機械が2台稼働している場合の騒音レベルを求めます。

問題文から、暗騒音を含めて2台稼働しているときが70dB、停止させたときが63dBとなり、その差は7dBになります。

(暗騒音63dB)+(機械2台だけの騒音?dB)=(全ての騒音70dB)

ここで、デシベル和の概算を考えると、全ての騒音は補正値が1dB程度で暗騒音と合計されたものであることが推定できます。

63dB+69dB=70dBとなりますので、機械2台だけの騒音は69dBであることがわかります。

 

次に、暗騒音を除いた、機械1台だけの騒音レベルを求めます。

デシベル和の概算において、差が0dBのときのデシベル和は3dBです。差が0dBである二つのレベルを合計と言うことは、同じレベルを足すと元のレベル+3dBが合計値になります。

また、反対に音源が半分になると3dB減少します。

2台稼働しているときが69dBですので、1台だけ稼働しているときは3dB減じて66dBとなります。

 

この66dBは暗騒音が無い状態なので、実際の騒音レベルは暗騒音の63dBも加わります。

(暗騒音63dB)+(機械1台だけの騒音66dB)=68dBとなります。

 

同じレベルを合計すると3デシベル増加、半分になると3デシベル減少は便利なので覚えておきましょう。


解答.

4


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