R6騒音・振動

R6 騒音・振動概論 問10

問題

耳の構造に関する記述として,誤っているものはどれか。

⑴ 内耳は硬い骨で囲まれた複雑な器官で,蝸牛,三半規管,聴神経などから成る。

⑵ 中耳は鼓室,耳小骨,耳管などから成り,耳管により咽頭とつながっている。

⑶ 鼓膜は長径約9mm程度の楕円形であり,厚さ約0.1mmの非常に薄い膜である。

⑷ 外耳は耳介と外耳道から成り,音は外耳道から耳介に送り込まれる。

⑸ 耳小骨はつち骨,きぬた骨,あぶみ骨が連続的につながっており,強大な騒音の暴露により損傷することがある。

解説

(1) 内耳は硬い骨で囲まれた複雑な器官で,蝸牛,三半規管,聴神経などから成る

正しいです。内耳は硬い骨で保護され、聴覚を司る蝸牛や平衡感覚を司る三半規管、聴神経などから構成されています。

(2) 中耳は鼓室,耳小骨,耳管などから成り,耳管により咽頭とつながっている

正しいです。中耳は鼓膜の内側に位置し、耳管(エウスタキオ管)が咽頭とつながり気圧調整を行います。

(3) 鼓膜は長径約9mm程度の楕円形であり,厚さ約0.1mmの非常に薄い膜である

正しいです。鼓膜は外耳と中耳を分ける膜で、その寸法と特徴は記述の通りです。

(4) 外耳は耳介と外耳道から成り,音は外耳道から耳介に送り込まれる

→誤りです。音は外部から耳介で集められ、外耳道を通じて鼓膜に送り込まれます。選択肢の表現は順序が逆になっており誤りです。

(5) 耳小骨はつち骨,きぬた骨,あぶみ骨が連続的につながっており,強大な騒音の暴露により損傷することがある

正しいです。耳小骨は中耳で振動を伝える役割を担っており、強い騒音によって損傷する可能性があります。

選択肢 4 は、音の伝達順序について誤った説明がされている点が問題です。音は耳介で集められ、外耳道を通して鼓膜に伝わるという順序が正しいです。

令和5年問10において、耳の構造を問われています。

https://pierre-usagi.com/kougai-r5-souon-shindou-gairon-10/

 


解答.

4


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ピエうさ
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