R6騒音・振動

R6 騒音・振動特論 問5

問題

工場敷地内に点音源と受音点があり,そのあいだに十分に長い遮音塀を立てたところ,周波数680Hzにおいて21dBの減衰量が得られた。このとき,周波数340Hzでは約何dBの減衰量が得られるか。ただし,遮音塀からの音の透過,及び地表面での音の反射の影響は無視できるものとし,音速は340m/sとする。

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解説

遮音塀による減衰量の計算

遮音塀を迂回した音の減衰量R は以下の式で表されます:

R=10logN +13

Nはフレネル数と呼ばれ、経路差を半波長で割った数値です。

1. 周波数680Hzのフレネル数を求める

与えられた条件で、周波数680Hzにおける減衰量R21dBです。これを式に代入してフレネル数Nを求めます:

21=10logN680 +13

logN680=0.8

2. 周波数340Hzでのフレネル数を計算

音の周波数が半分(680Hz → 340Hz)になると波長は2倍になります。このため、フレネル数Nは半分になります:

N340=N680/2

3. 周波数340Hzでの減衰量を計算

周波数340Hzでの減衰量Rを計算します。フレネル数が半分になると、減衰量は以下のように変化します:

R=10log(N680/2)+13

=10logN680-10log2 +13

=10×0.8-10×0.3+13=8-3+13=18(dB)

 


解答.

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R6 騒音・振動特論 問6問題 音のエネルギーの反射率R,吸音率α,及び透過率τに関する記述として,誤っているものはどれか。 ⑴ 反射率Rは,吸音率α の逆数...

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R6 騒音・振動特論 問4問題 下図のように十分に長い障壁を挟んで,点音源Sを中心とした半径2mの円周上に受音点A,B,C,D,Eが配されており,同一円周上にあ...

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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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