R3騒音・振動

R3 騒音・振動概論 問25

問題

共振現象が介在して,加振力の影響が拡大される場合の記述として,誤っているものはどれか。 

⑴ 加振源である機械の質量と支持ばねの弾性とから構成される振動系の共振により,力が増幅される。 

⑵ 伝搬の途中において,地層間の反射による振動の増幅も生じることがある。 

⑶ 地面の振動よりも建物内部の振動のほうが大きい場合があるが,これは建物の何らかの共振により振動が増幅されているためと考えられる。 

⑷ 振動ピックアップと,地面又は建物床面とから構成される振動系が,測定されるべき振動と共振を生じることもある。 

⑸ 振動系に減衰がある場合,減衰比が大きくなるに従って最大変位振幅は次第に小さくなるが,このときの最大振幅を与える振動数比は,減衰比が大きいほど 1 よりも大きいほうにずれてくる。

解説

減衰比が1より十分に小さい場合、振動数比が1のときに共振し、最大振幅となります。

減衰比が大きくなると次第に共振しなくなり、振動数比が大きくなるにつれて最大振幅が下がるような、右肩下がりの曲線になります。

したがって、最大振幅は振動数比が小さいときに発生しますので、減衰比が大きいほど1よりも小さい方にずれてきます。

縦軸に変位振幅、横軸に振動数比をとった座標において、減衰比を変化させたグラフを見たことがある方がいると思います。この問題では、減衰比が小さい場合のグラフが該当します。

 


解答.

5


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