問題
下図に示す,ダクト内面にグラスウールなどの多孔質吸音材料を張った消音器に関する記述中,(ア)~(エ)の中に挿入すべき語句等の組合せとして,正しいものはどれか。
この消音器は,送風機など空気流を伴う場合の消音器として多く用いられ, (ア) の騒音低減に有効である。
この消音器の伝達損失 R(dB)は,吸音材料の吸音率を a とするとき,ダクト の周長 P = 2(a + b)(m),断面積 S = ab(m2),及びダクトの長さ (m)から, l 次式によって近似的に求められる。
R ≒(a – 0.1)・(イ)/(ウ)・l
この式は,およそ f = c/D(Hz)(f:周波数,c:音速(m/s),D:ダクト断面 寸法(m),直径又は短辺の長さ)以下の周波数範囲で成り立つ。
伝達損失 R は,吸音率 a の増加とともに大きくなり,ダクトの一辺の長さ D が波長 λ(m)に対して (エ) に等しくなる周波数付近で最大となる。
(ア) – (イ) – (ウ) – (エ)
⑴ 低音域 – P – S – λ/2 ~ λ
⑵ 低音域 – S – P – λ ~ 2λ
⑶ 中・高音域 – P – S – λ/2 ~ λ
⑷ 中・高音域 – P – S – λ ~ 2λ
⑸ 中・高音域 – S – P – λ/2 ~ λ
解説
多孔質材料は、中・高音域の音に対して吸音性能が高いことが特徴です。
ダクトの伝達損失を求める問題も出題されていますので、この問題の式はそのまま覚えましょう。
解答.
3
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H28 騒音・振動特論 問4問題
最も簡単な膨張形消音器に関して,その伝達損失 R(dB)は次式で求められる。
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