H29騒音・振動

H29 騒音・振動特論 問3

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  1. 問題
  2. 解説

問題

下図のような干渉形消音器に関する記述中,(ア)~(ウ)の の中に入る語句の組合せとして,正しいものはどれか。

この消音器は長さがそれぞれ l1,l2(m)の二つの通路をもち,その伝達損失は波長λ(m)について l1 – l2 =(ア)を満足する周波数 f(Hz)で最も大きくなる。したがって,周波数 f において最大の伝達損失を得るためには,l2 = l1 -(イ)にすればよい。ここで,c(m/s)は音速である。なお,通路の断面寸法は,音波の波長に比較して十分に(ウ)することが必要である。

(ア)―(イ)―(ウ)

⑴ 2λ―c/2f―小さく

⑵ 2λ―2f/c―大きく

⑶ 2λ―2f/c―小さく

⑷ λ/2―2f/c―大きく

⑸ λ/2―c/2f―小さく

解説

(ア)

音などの波を重ね合わせた場合、それぞれの波の高さを足したものが合計になります。

また、音などの一般的な波は正弦波と呼ばれ、半波長λ/2で上下を繰り返しています。

つまり、半波長ずれた波は、高さの上下が真逆になります。

経路の長さを調節して、半波長ずれた状態の音を重ねることが出来れば、ちょうど打ち消し合うことができます。

(イ)

音速c、波長λ、周波数fは、以下の関係があります。

c=λf→λ=c/f

これを、(ア)の式に代入します。

l1 – l2 =λ/2=c/2f

l2 =l1-c/2f

(ウ)

経路の断面が極端に大きいことを考えると、音が広がってしまい、ちょうど半波長ずれた状態で重ね合うことが難しくなります。

解答 5

 

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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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