H30騒音・振動

H30 騒音・振動特論 問5

問題

ダクト断面が一辺500mmの正方形の開口から,音圧レベル100dBの音が放射されているとき,このダクトの途中に厚みが50mm,吸音率が0.75の吸音材を長さ2.5mにわたって内張りした。ダクトから放射される音圧レベルは約何dBか。ただし,吸音ダクトの伝達損失R(dB)は,ダクトの周長をP(m),ダクトの断面積をS(m^2),ダクトの長さをl(m),吸音率を α として,次式で表されるとする。

R=(α-0.1)P×l/S

⑴ 83

⑵ 85

⑶ 87

⑷ 89

⑸ 91

解説

吸音ダクトの伝達損失Rは、問題文のとおりR=(α-0.1)P×l/Sで求められます。

R=(0.75-0.1)×2.5×0.5×4/(0.5×0.5)=13dB

ダクトの周長P=0.5×4m(ダクト一辺500mm=0.5mが4辺)

ダクトの周長:l=2.5m

断面積:0.5×0.5(ダクト一辺0.5mの正方形)

したがって、厚み50mmは計算式に関係ない数値です。

元々の音圧レベルが100dBなので、ダクトから放射される音圧レベルは100-13=87dBとなります。

 

この問題では伝達損失の式が与えられていますが、過去問では与えられていないことも多いので、暗記しておくことをおすすめします。

解答 3

 

次の問題だよ~♪

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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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