R5騒音・振動

R5 騒音・振動特論 問3

問題

下図のように,点音源 A と受音点 B 及び C との間に,十分長い遮音塀を設置した。音速 340 m/s,周波数 680 Hz における点音源 A から受音点 B への減衰量と,点音源 A から受音点 C への減衰量との差は,約何 dB か。ただし,遮音塀からの透過,及び地表面での音の反射は無視できるものとする。

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解説

遮音壁などを迂回した場合の減衰量Rは、以下の式から求められます。

R=10logN +13

Nはフレネル数と呼ばれ、経路差を半波長で割った数値です。

音速340m/sと周波数680Hzから波長は、340/680=0.5mとなり、半波長は0.25mとなります。

受音点Bと受音点Cの経路差をそれぞれδBδCとします。

δB=AO+BO-AB=2.5+2.5-2.5=2.5

δC=AO+CO-AC=2.5+1.0-1.9=1.6

BCのフレネル数NBNCを求めます。

NB=2.5/0.25=10

NC=1.6/0.25=6.4

以上から、BCの減衰量RBRCを求めます。

RB=10log10 +13=10+13=23

RC=10log6.4 +13=8.06+13=21

したがって、減衰量の差は23-21=2dBとなります。

 


解答.

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