2-29 精度管理
- サンプリングスパイク用内標準物質は,試料採取から抽出前までの操作の結果を確認するために使用される。
- 排ガスの二重測定の場合は,同一の試料ガスを同時に 2 台の装置で採取する。
- 水試料の二重測定は,特に断らない限り 10 試料数に 1 回の頻度で行う。
- 装置の感度変動を確認するため, 1 日 1 回以上,定期的に 1 濃度以上の標準液を測定して,内標準物質の感度が検量線作成時に比べて大きく変動していないことを確認する。
- 抽出液を窒素気流によって濃縮するとき,完全に乾固させたり、溶媒を飛散させたりしないようにします。
標準物質の回収率
サンプリングスパイク用標準物質:70 ~ 130 %
クリーンアップスパイク用標準物質:50 ~ 120 %
測定結果の報告
- 各化合物の濃度は,試料ガスにおける定量下限以上の値はそのまま記載する。
- 各化合物の濃度は,試料ガスにおける検出下限未満の値は検出下限未満であったことがわかるように記載する。
- 実測値は,排ガスについては ng/m3( 0 ℃,101.32 kPa)として表示する。
- 各化合物の濃度については,JIS Z 8401 によって数値を丸め,有効数字を 2 桁として表す。
- 各化合物の TEQ は,丸めの操作を行わずに表示する。
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