R2騒音・振動

R2 騒音・振動特論 問4

問題

反射が無視できる空間にある地表面上に,直径 20 cm の半球状の騒音源がある。この騒音源の表面から法線方向に 1 m 離れた点における騒音レベルは,すべての方向で 71 dB である。この騒音源のA特性音響パワーレベルは,約何 dB か。

⑴ 71

⑵ 74

⑶ 77

⑷ 80

⑸ 83

解説

音圧レベルLp(dB)と音響パワーレベルLw(dB)の関係は、以下の式で求められます。

Lp=Lw+10log(Q/4πr2)

Q:方向係数

r:音源の中心からの距離

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方向係数Qは、自由空間にある音源の場合を1として、それに比べてどれくらい音源の方向が区切られているかで変わります。

この問題では、地面の上に半円状の音源があるので、2となります。

音源からの距離rは、音源の表面からの距離1m、音源の半径0.1m(直径20cm)を合わせて、1.1mとなります。

以上の条件を式に代入します。

 

71=Lw+10log(2/4π1.12)=Lw+10log0.132

Lw=71-10log0.132=71-10log(1.32×10-1)=71-10(0.121-1)=71+8.79≒80dB

なお、対数表からlog1.32=0.121となります。

解答 4

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