R4騒音・振動

R4 騒音・振動特論 問9

問題

遮音構造の音響透過損失に関する記述として,不適当なものはどれか。

(1) 密実な一重構造の音響透過損失の周波数特性は,質量則とコインシデンスによって説明される。

(2) 中空構造の音響透過損失は,中空部の空気層による共鳴透過現象の影響を受ける。

(3) 剛性材料を芯材として用いたサンドイッチパネルでは,芯材によって質量増が図られるため,音響透過損失が増加する。

(4) 多孔質吸音材を芯材として用いたサンドイッチパネルでは,共鳴透過時に多孔質材が抵抗として働く効果で中空構造の音響透過損失の周波数特性が改良される。

(5) 弾性材料を芯材として用いたサンドイッチパネルでは,芯材のヤング率が小さくなるに従って,共鳴透過周波数は高くなる。

解説

ヤング率とは、大雑把に材料の硬さと考えることができます。

つまりヤング率が小さくなるにつれて、材料は柔らかくなると考えることができます。

共鳴はその物質の固有振動数により発生しますが、物質が硬いほど固有振動数は高くなる傾向があります。

したがって、ヤング率が小さくなるにつれて、共鳴透過周波数は低くなると考えられます。

 


解答.

5


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ピエうさ
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