まとめ

2-3 電気集じん

2-3 電気集じん

大気特論でも問われる内容です。受験予定の方は、ここで覚えましょう。

  • ガス中に浮遊する微細な粒子や液体のミストを除去できる。 
  • 大容量の集じん装置はガス流が水平方向、小規模の集じん装置はガス流が鉛直方向となる。
  • 線状の放電電極と,接地された円筒あるいは平板などの滑らかな集じん電極から構成されている。 
  • 一般に,放電電極を負極,集じん電極を正極とした負コロナ放電を利用する。
  • 放電電極の電圧値の上昇に伴って,負コロナ放電が発生する。
  • 電荷を持った微粒子は,コロナ空間の直流電界により集じん電極方向に力を受け集じんされる。 
  • 電気抵抗率が102Ωm以下は異常再飛散、5×108Ωm以上は逆電離が起き、集じん率が低下する。
  • 集じん電極に堆積したダスト層が十分な厚さになると,つち打ちしてダスト堆積層を剥はく離りさせる。

乾式電気集じん装置の特徴

  • 爆発性ガスや可燃性ダストには使用できない。
  • 低抵抗ダストでは,ダスト粒子が集じん電極上で跳躍を起こして捕集されなくなる。
  • 粒子径 0.1 1 µm のサブミクロン粒子に対する集じん率が相対的に低くなる。
  • ダストの見掛け抵抗率、可燃性、ガス流速、粒子の濃度などがダスト特性に影響する。
  • 装置内の平均ガス流速は 0.5 2 m/s 程度であり,処理時間は数秒から 10秒程度が必要である。

逆電離現象

集じん電極に付着したダスト層の電気抵抗率が極めて高い場合,ダスト層を流れる電流が増加すると層内に著しい電位の低下を生じ,ダスト層内で絶縁破壊を起こす。これにより,絶縁破壊点から,多量ののイオンが集じん空間に向かって放出されるため,ダストの電荷の中和や極性への帯電が起こる。

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ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

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