H28騒音・振動

H28 騒音・振動概論 問10

問題

可聴音の範囲と音の大きさの等感曲線(等ラウドネス曲線)を表した下図からわかることとして,不適当なものはどれか。 

 

 人の可聴範囲は,おおむね周波数で 20 ~ 20000 Hz,音圧レベルで 0 ~ 120 dB である。 

 人は, 4 kHz 付近の音に対して感度が最もよい。 

 周波数 31.5 Hz で音圧レベルが 50 dB を下回る純音は,通常,人には聞こえない。 

 周波数 1 kHz,音圧レベル 40 dB の純音と同じ大きさに聞こえる周波数 125 Hz の純音の音圧レベルは約 60 dB である。 

 周波数 1 kHz,音圧レベル 40 dB の純音の 2 倍の大きさに聞こえる周波数 2 kHz の純音の音圧レベルは約 80 dB である。 

解説

問題文にある「音の大きさ」とは、ラウドネス(単位:sone(ソーン))であらわされ、音圧レベルが40dB1000Hzを1soneと定義されています。

Ls=33.2・logS+40

Ls:音の大きさレベル(phon)

S:音の大きさ(sone)

 

問題文の「周波数 1 kHz,音圧レベル 40 dB」は定義どおり1soneです。

2 倍の大きさに聞こえるときは2soneなので、音の大きさのレベルを求めます。

Ls=33.2・log2+40=9.96+40≒50phon

このとき、2kHzの音圧レベルは、問題文の表から50dBとなります。


解答.

5


次の問題だよ~♪

H28 騒音・振動概論 問11問題 周波数が 125,250,500,1000,2000 Hz である複数の純音がある。それぞれの音圧レベルが 60 dB であると...

前の問題だよ~♪

H28 騒音・振動概論 問9問題 各種の騒音源に関する記述として,誤っているものはどれか。  ⑴ 拡声機騒音に対して,多くの地方公共団体が規制のため...

目次に戻るよ~♪

H28 騒音・振動概論https://pierre-usagi.com/kougai-h28-souon-shindou-gairon-1/ https...
ABOUT ME
ピエうさ
3児の子育てをしながら国家試験に挑む理系会社員。 これまでの受験したノウハウをこのブログで公開中!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です