問題
最も簡単な膨張形消音器に関して,その伝達損失 R(dB)は次式で求められる。
R=10・log{1+1/4・(m-1/m)2・sin2(kl)}
この式についての説明で,誤っているものはどれか。
⑴ k は波長定数であり, 2π を波長で除した値である。
⑵ l は空洞(膨張部)の長さである。
⑶ m は膨張比であり,入口管の断面積と空洞の断面積の比である。
⑷ l が半波長の整数倍のときに R は最大となる。
⑸ 空洞部に入口管の挿入管が伸びている場合には,上式を利用することはできない。
解説
Rが最大になるときは、sin部分が±1になるときです。
例えば、1の時は角度が90°=π/2なので、このときのlを求めます。
なお、(1)からk=2π/λです。
π/2=kl=2π/λ・l
l=λ/4
同様にsin部分が-1の時は270°=3π/2なので、l=3・λ/4
つまり、λ/4の奇数倍の時にRは最大となります。
解答.
4
次の問題だよ~♪
H28 騒音・振動特論 問5問題
下図のように,十分に長い遮音塀の垂直断面上に点音源 と(ア)~(オ)の受音点がある。また塀の先端から各受音点までの距離が等しいと...
前の問題だよ~♪
H28 騒音・振動特論 問3問題
下図に示す,ダクト内面にグラスウールなどの多孔質吸音材料を張った消音器に関する記述中,(ア)~(エ)の中に挿入すべき語句等の組合...
目次に戻るよ~♪
H28 騒音・振動特論https://pierre-usagi.com/kougai-h28-souon-shindou-tokuron-1/
http...
ABOUT ME