H29騒音・振動

H29 騒音・振動特論 問6

問題

2 室間の間仕切壁が,透過損失値の異なる複数の部位で構成されている。i 番目の部位の面積と音の透過率をそれぞれ Si,τi とすると,平均透過率を表す式として,正しいものはどれか。

⑴ Σ(τi/Si

⑵ Στi/ΣSi

⑶ ΣτiSi

⑷ ΣτiSi/ΣSi

⑸ ΣτiΣSi

解説

それぞれの部位の面積m2をS1S2S3…、透過率をτ1τ2τ3…としたとき、総合音響透過損失は以下の式で求められます。

総合音響透過損失(dB)=10log{(S1+S2+S3+…)/(S1×τ1+S2×τ2+S3×τ3…)}

公害防止管理者 騒音・振動関係の計算問題 公式まとめ周波数f(Hz)、周期T(s) f=1/T 音速c(m/s)、周波数f(Hz)、波長λ(m) c=f×λ ...

この問題で問われているのは、上の式のlogの中身です。

音響透過損失は、TL(dB)=10log1/τで求められ、透過率の逆数がlogの中身となっています。

総合音響透過損失の場合も逆数となります。

複数の材質から構成される壁の透過損失を求める問題はよく出題されるので、上の式もしっかり覚えておきましょう。

解答 4

 

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ピエうさ
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