問題
可聴音の範囲と音の大きさの等感曲線(等ラウドネス曲線)を表した下図からわかることとして,不適当なものはどれか。
⑴ 人の可聴範囲は,おおむね周波数で 20 ~ 20000 Hz,音圧レベルで 0 ~ 120 dB である。
⑵ 人は, 4 kHz 付近の音に対して感度が最もよい。
⑶ 周波数 31.5 Hz で音圧レベルが 50 dB を下回る純音は,通常,人には聞こえない。
⑷ 周波数 1 kHz,音圧レベル 40 dB の純音と同じ大きさに聞こえる周波数 125 Hz の純音の音圧レベルは約 60 dB である。
⑸ 周波数 1 kHz,音圧レベル 40 dB の純音の 2 倍の大きさに聞こえる周波数 2 kHz の純音の音圧レベルは約 80 dB である。
解説
問題文にある「音の大きさ」とは、ラウドネス(単位:sone(ソーン))であらわされ、音圧レベルが40dB1000Hzを1soneと定義されています。
Ls=33.2・logS+40
Ls:音の大きさレベル(phon)
S:音の大きさ(sone)
問題文の「周波数 1 kHz,音圧レベル 40 dB」は定義どおり1soneです。
2 倍の大きさに聞こえるときは2soneなので、音の大きさのレベルを求めます。
Ls=33.2・log2+40=9.96+40≒50phon
このとき、2kHzの音圧レベルは、問題文の表から50dBとなります。
解答.
5
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